2025/05/08
犬・猫の熱中症にご注意ください!暑さは命に関わります
犬・猫の熱中症にご注意ください!暑さは命に関わります
犬・猫の熱中症にご注意ください!暑さは命に関わります
こんにちは、ハッピー動物病院です。
日差しが強くなり、気温がぐんぐん上がる季節になってきましたね。人間でも暑さがつらいこの時期、実は犬や猫たちも深刻な「熱中症」のリスクにさらされています。
今回は、犬・猫の熱中症の症状・予防・応急処置について分かりやすくご紹介します。
🔥 犬や猫が熱中症になりやすい理由
犬や猫は、人間のように汗をかいて体温を調節することができません。
犬は主に「パンティング(口を開けてハァハァする)」で熱を逃がし、猫は足の裏など限られた部分でしか発汗できません。
そのため、高温多湿の環境下では体温がどんどん上昇してしまい、熱中症に陥るのです。
🐾 熱中症の初期症状とは?
飼い主さんが気づけるように、以下の症状が見られたら要注意です。
🐶 犬の症状:
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ハァハァと激しい呼吸(パンティングが止まらない)
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よだれが多くなる
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歩きたがらない、元気がない
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舌や歯茎が赤黒い
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嘔吐、下痢、意識混濁
🐱 猫の症状:
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呼吸が荒い、口を開けて呼吸している
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ぐったりしている
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食欲がない
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体が熱い(耳や肉球で判断可能)
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嘔吐、失禁、意識低下
早期に気づき、対処することが命を守るカギです。
☀️ 特に危険なシチュエーション
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留守中の室内(冷房が切れている場合)
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車内放置(短時間でも危険!)
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日差しの強い時間帯の散歩
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ケージやキャリーでの移動時
✅ 熱中症を防ぐための予防対策
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エアコンを活用し、室温は25~27℃をキープ
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水はいつでも飲めるように(複数の場所に置くのがおすすめ)
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散歩は早朝か夕方以降に(アスファルトの温度にも注意)
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室内でも風通しをよくする
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長毛種や肥満の子は特に注意
🚑 熱中症の疑いがあるときの応急処置
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涼しい場所へ移動させる
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水を飲ませる(無理に口に入れない)
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冷たいタオルや保冷剤で首・脇・足の付け根を冷やす
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すぐに動物病院へ連絡・来院を!
重度になると命の危険もあります。迷わずご相談ください。
🏥 最後に
熱中症は「気づいたときには手遅れ」ということも少なくありません。
大切な家族である犬・猫たちを守るために、日頃からの予防が最も大切です。
当院では、熱中症の予防・相談も随時受け付けております。
ちょっとした疑問や心配でもお気軽にご相談くださいね。